TAMIYA(田宮) 1/16RCタンク M4シャーマン105mm榴弾砲塔載型 フルオペレーションセット(56013)2chプロポ付き
1/16 SCALE RADIO CONTROL TANK 2-CHANNEL OPERATION WITH DMDCONTROL UNIT

動画・写真の撮影: 2009年12月27日(日)/曇り/石川県某所/操作・凝り性B型だふく 撮影・ワイフ


製作中盤までの過程はこちらのブログの2008年6月4日〜をご覧ください。

タミヤの製品説明ページはこちら
1/16 RCタンクシリーズ M4シャーマン(105mm榴弾砲搭載型)フルオペレーションセット
2チャンネルプロポ・バッテリー・充電器付き


★動画 
※操縦が不慣れで急スロットルによる急加速が多いのはご勘弁ください。(逆にモーターとバッテリーが元気な証拠です)

 1.ブロードバンド用大容量MPEG-HD (Youtube:HQモードでご覧ください)
   @BGM・SE付き
   A生音声のまま (模型搭載のエンジン音や砲弾音、機関銃音が分かります)

 2.ブロードバンド用中容量・高精細WMV (Youtube:HQモードでご覧ください)
   @BGM・SE付き


★画像 ※表示画像を押すと大きな高精細画像(1280ワイド)が見れます。 → ホムペサーバー1台解約して容量不足のため出来ませぬ。。。


映画「バンド・オブ・ブラザーズ」に感動して原作本を繰り返し読み、カンパニー・オブ・ヒーローズにのめり込んでいた2008年5月に、そのシーンを再現したい!と思い立ち、購入を決めました。 ○本体:田宮1/16M4シャーマン(105mm榴弾砲搭載型)フルオペレーションセット/石井模型より\55,650 ○その他:塗料一式、ウェザリング類、ベアリングで\19,537 ○改造小物:数千円 ○書籍一式:\12,000合計で9万円ほどの資金を投入しましたが、それ以上に満足なのは、期間にして9ケ月(2008年5月末〜2009年2月)、総製作時間200時間超えによる出来栄えです。ウェザリング塗装は各種書籍やビデオを勉強しながら、十数回の重ね塗りを施しているので、鋳鉄の質感なども自分としては本当に良く出ていると思います。


バンド・オブ・ブラザーズのノルマンディ上陸作戦後のカランタン郊外戦でアメリカの空挺部隊が独軍の機甲部隊と遭遇しあわや危機に陥るのですが、そこに颯爽と参上し形勢を逆転するのがM4シャーマンで、この時に砲塔後部に乗った親父さんが車両搭載の銃機関銃を撃ちながら渋い顔で登場するのが格好良くて、これを再現したいと思ったわけです。時代考証的に105mm榴弾砲搭載型はヨーロッパ戦線後期なのでチョッと違うのですが、そこはご愛嬌で。


通常のM4シャーマンには戦車長の上半身しか付いていませんので、現代独軍の戦車兵の服装や姿勢をパテで改造して作った人形が後部に乗せてあります。結構良い感じでしょう。。。(改造戦車兵はこちら)


この戦車長の渋い顔も気に入ってます。砲塔の上部にあるペリスコープ取っ手などはタミヤの製品説明ページを見れば分かりますが、標準では付いていません。銅線などで苦労して仕上げたものです。


機関銃を構えている兵士。元々の現代ドイツ戦車兵とは全く違う服装なのでGIジャンパーの襟などの加工に苦労しました。


ちょっと映画っぽい感じ、しませんか?笑


機関銃を撃つ兵士はピアノ戦で砲塔下部に固定してあるので砲塔旋回の際も一緒に動いてくれます。


搭載の荷物を固定するロープや側面強化の為のキャタピラ予備やタイヤは搭載前で未完成のままなのでチョッと心残りです。材料は買ってあるので、どなたか是非仕上げて欲しい!


なかなかの重厚感でしょう。サーフェサーの上にハルレッド、NATOブラウンなどを塗った上に、基本色のオリーブドラブを塗って、その後はひたすらにエナメルやアクリル塗料を使い分けながらウェザリングやブラッシングを繰り返しました。ウェザリングパステルも随所に使用しています。(製作過程はこちら)


ワイヤーも本物の金属ワイヤーを使用し、両端の留め具も銅の丸棒で自作して塗装、錆の表現をしてあります。


キャタピラーの奥に見えるボディも念入りに塗装、ウェザリングしてあるのでチラッと横切る際のリアル感は抜群です。


積載している荷物類も是非拡大画像でご覧頂きたいのですが、各種工具を留めるベルトやベルト止めの金具、弾薬箱の取っ手の金具なども全て自作してあります。タミヤの製品説明ページと見比べると分かりますが、標準の状態ではのっぺりしたプラスチックの成型加工か省略されてしまっているので実車感が全然ありません。兵士が乗っているエンジンフードのカバーも可動式にしてあって開閉することが出来ます。


全てのホイールに標準添付の金属カーラーではなく、イーグル模型のベアリングを使用しているので車輪とサスペンションの動きもとてもスムーズです。


これらの小物は色々なM4シャーマンに関する専門誌の写真、ビデオ、ミリタリーモデル製作ハウツー雑誌などを参考に仕上げたものです。工具を留めるベルトはエポキシパテ、そのベルトを留める為の金具は極細の銅棒、スコップや斧やつるはしのカバーはアルミ板で作ったものを塗装処理してあります。本当に気の遠くなる様な作業でした。


随所に積んであって砲塔に搭載の12.7mmM2重機関銃には着脱可能になっている弾薬箱(右側)も標準では付いていない金属の取ってを全てに製作して取り付けしてあります。(これの取っ手受けの金具がリアル♪)


金属ワイヤーの終端は銅の丸棒をアルミ板で巻いて加工しました。またワイヤー留めはアルミ板に極細ネジを巻いて作成しました。


細かい部分ですが、ワイヤー留めの中盤部分にある突起物も銅の棒の周囲にパテ盛して仕上げてあります。


一見すると砲塔盾の周囲にあるボルトは標準の成型加工の様に見えますが、実は標準の模型はのっぺりです。ここにカバーを取り付ける為の固定ボルトなので実車の写真を参考にボルト径を幾つか試して接着加工しました。防盾の上部にある取り外す際の持ち手2箇所も自作してあります。


動画をご覧いただければ分かりますが、この大砲から出る閃光はなかなかの迫力です。また、上記の写真と比べると分かるのですが、最下層からハルレッド、NATOブラウンなど赤系の下地を塗った後に基本色のオリーブドラブやダークグリーンを塗り重ね、さらにそこから何層にもウェザリングを施して錆や汚れを表現する為に一部は剥がして赤みを出し、一部はウェザリングパステルを擦り付けてと丹念に塗装しましたので、見る角度によっても非常にリアルな鋳鉄っぽい感じが出ていると思います。


加工もので一番苦労したのがコレ。戦車移動時に大砲を固定しておくトラベリングロックです。標準ではノペッと固定されており、勿論開閉もしないのですが、極細穴を開けて、極細ネジを使って加工して開閉と起立動作を可能にしました。ウーン、リアル。。。


格納時にはちゃんと留め具に挿さる様にしてあります。


戦車長の顔や服装も何層かの塗装、ウォッシングやウェザリングを施して、戦場での雰囲気を出したつもりです。


戦車長の表情は本当に渋い。1/16なので目玉の塗装なども比較的楽に出来ました。また、ラジコンのアンテナも標準では戦車の最後尾に取って付けた様に取り付ける仕様なのですが、それでは面白くないということで、実車と同様に砲塔の本来アンテナがある部分から出しています。



トラベリング・ロックと1位2位を争う加工難度だったのが、キューポラの窓。ここも標準では単なる凹み部分を塗装するだけなんですが、敢えてここをくり抜いて透明板を貼り付けそれを塗装したので、光の当たり具合によっては透けたりして本物同様です。まぁ、ウェザリングしちゃっているので気付き難くはありますが。



オイルの染み出しはチョッと誇張しすぎたかなとも思ったのですが、貴重なカラー写真などを見ると結構派手に染み出していたのでそれを真似して、ダラダラと塗料を垂らしました。


現代ドイツ戦車兵の服装を当時のGI戦闘服っぽくするのも結構苦労しました。ジャンパーの襟元がまだまだ直線の板っぽいので不十分ですね。つなぎズボンの足元でブーツに被っている辺りは良く表現出来たのではないかと思っています。



キャタピラーやサスペンションの汚しにも結構苦労しました。しかし、完成してしまうとここまで見えなくなる部分を一生懸命塗っていたのか・・・と唖然としたのも事実ですが。



この排気マフラーやエアクリーナー部分もそうです。上部ボディをはめると全く見えなくなりますが、泥の跳ね上げ感などキチンとウェザリング塗装してあります。



前面のスカート部分は相当に塗り重ねました。こういう地面を通ればこんな色が付くし、こんな場所を通ればこういう色が付くし、なんていう想像をしながら地道な塗装作業に耐えていました。笑



さすがに金属ボディなのでプライマー処理はしっかりやったのですが、底面では一部塗装の剥がれが見られます。でも、ここのサスペンション字具の根元なども色々と工夫して塗装しましたよ。


右上方のメッシュも標準では単なる空洞ですが、金属メッシュを貼ってあります。やぱりこの辺の小物類はロープなどで固定したいところです。


M12重機関銃の弾薬箱は取り外しが出来ます。ウーン、タミヤさんすごい!これは1/16スケールモデルの完成度の高さ。


下部にあるのが改造した現代ドイツ戦車兵の1/16フィギュア。上部は標準添付の2chプロポと充電器。(充電器はバッテリー接続端子を切り取って別の急速充電器につないで使っていました) 右側は各種改造や工作に利用した部材です。


おまけ一覧:
●書籍(¥12,000分)
 ・月間グランドパワー 2008年7月号「M4シャーマン(4)」 ガリレオ出版
 ・M4(76mm)シャーマン中戦車 1943-1965 大日本絵画
 ・戦車模型超級技術指南「塗装編」 (高石誠) 大日本絵画
 ・戦車模型超級技術指南U (高石誠) 大日本絵画
 ・月間アーマーモデリング 2008年7月号「大楽直正の小技を極める」
 ・今日から始めるミリタリーモデル ネコ・パブリッシング

●塗装剤一式(ほとんどが使い差しです)
 ・ウェザリングパステル3色入り1セット×2セット
 ・エナメル塗料×12色
 ・アクリル塗料×18色
 ・ラッカー塗料×13色
 ・ラッカースプレー×5本
 ・サーフェイサー×3本
 ・トップコートつやけし×2本(ウェザリング・パステルの固定剤)
 ・溶剤(エナメル、アクリル、ラッカー)
 ・エポキシパテ、タミヤパテ

●製品パッケージ
 実はコレがすごい迫力で思わず部屋に飾りたくなる一品です。完成した模型は入らないんだけど。。。


※このページの一切の写真や文章の著作権は「凝り性B型だふく」にあります。リンクやご利用は構いませんがご一報ください。また、修正や改ざん等はお止め下さい。
copyright Dafuku , a blood type is "B" and enthusiast about anything 2004.11.1 → contact me 


inserted by FC2 system